STORY
『スタンドマイヒーローズ』とは?
麻薬取締官、通称マトリ。
薬物犯罪を取り締まる、“正義の味方”。
平凡な薬剤師として働いていた泉玲は、
何種類かの麻薬に対して耐性があるという、
極めて珍しい特異体質―― “薬効体質”であることを見出され、
”マトリになる”という選択肢を与えられる。
捜査官となって仕事に励む日々。
エリート集団の中でなかなか成果があげられず燻っていた彼女は、
ある日、迷宮入りした事件の捜査にあたる独立捜査部、
“STand Alone National Department”、通称STANDの存在を知る。
自分を成長させ、マトリに還元したい思いで加入を志願する泉だったが、
STANDからはある条件付きでの仮所属を言い渡される。
その条件とは――スカウト。
完全スカウト制のSTANDに、
刑事や情報屋、著名人などの候補者をスカウトするよう言い渡された泉。
はたして彼女は、一筋縄ではいかない彼らと信頼関係を築くことができるのか?
そしてその陰に潜む、とある“未解決事件”の謎が、少しずつ繋がっていく……。
舞台『スタンドマイヒーローズ』
Season0 シリーズ
Season1から始まる本編よりも前の時間軸、
まだヒーローたちが泉玲と出会う前の、過去の物語である。
“昔歳(せきさい)編”とも呼ばれている。
マトリ編 あらすじ
「これは、私が出会った彼らが――“彼ら”になるまでの物語。」
適性があるという理由だけで麻薬取締官(マトリ)になった新人・夏目春。
配属されたのは、新設されたばかりの「捜査企画課」だった。
彼を迎えたのは、青山樹、由井孝太郎、今大路峻、関大輔という個性豊かなエリートたち。
さらに、彼らと連携を図る外務省の渡部悟の姿もあった。
熱意を持たず、ただ淡々と業務をこなしてやり過ごそうとする夏目だったが、
彼らが内に秘める並々ならぬ“執念”に触れ、少しずつその日常が変化していく。
そんな中、夏目のもとに
「弟が薬物に依存しているかもしれない」 という相談案件が舞い込んで――。
「俺は別に、マトリになることを“選んだ”わけじゃない」
「――そう、思ってた」
都築兄弟編 あらすじ
周囲が求める“いい子”を演じて生きてきた都築京介は、
自分と違い、信念を貫く兄・誠を誇りに思っていた。
大学を辞めて俳優業への専念を決意し、自立のために兄の家を出た京介。
仕事が順調に増えていく中、
かつて片思いしていた女性や、自分に無関心な父親との再会を経て、
押し殺していた感情が少しずつ溢れ出していく。
一方、誠は世間の需要と自身の作家性の間で葛藤し、執筆に行き詰まっていた。
そんな中、誠のデビュー作『幸福の食卓』の映画化企画が立ち上がり、
主演として京介に白羽の矢が立つ。
かつて交わした「いつか兄の作品に出演する」という約束が果たされるかに思われたが、
誠は「絶対に許可しない」と激しく拒絶。
理由を語らない兄に対し、京介は――。
「約束だと思ってたのは、俺だけだったんだ」
「――うそつき」

